Ubuntuのターミナル基本操作:最初に覚えたい使い方を初心者向けに解説


「ターミナルを使う」という言葉を聞いて、少し身構えてしまう方も多いかもしれません。 自分も最初は「コマンドを間違えたら壊れそう」と思って、なかなか手が出せませんでした。 ただ実際に使い始めると、思っていたよりも怖くないと感じました。

この記事では、Ubuntuのターミナルを使い始めるときに最初に知っておきたいことをまとめています。


この記事の対象読者

対象読者

  • Ubuntuを導入したがターミナルが不安な方
  • 記事内のコマンドを打つ前に基本だけ押さえたい方
  • GUIだけでなく少しずつ操作の幅を広げたい方

この記事でわかること

  • ターミナルを怖がらなくてよい理由
  • 最初に覚えたい基本操作4つ
  • よく使う基本コマンドと使い方
  • 最初に気をつけたいこと

ターミナルを怖がらなくてよい理由

何ができるのか

ターミナル(Terminal)は、文字を入力してPCに指示を出す画面です。 マウスでクリックする代わりに、文字でコマンドを打つことで操作します。

「CLI(コマンドラインインターフェース)を使う」と言うこともあります。 ブラウザやファイルマネージャーでできることも、ターミナルからほぼ同じように操作できます。 さらに、ターミナルでしかできない操作もあります。Ubuntuでツールをインストールするときなどがその例です。

いきなり壊れるわけではない理由

「コマンドを間違えたら何か壊れそう」という不安は、最初のうちよくあります。 ただ、普通のコマンドを一つ打つだけでシステムが壊れることはほとんどありません。

注意が必要なのは、sudo rm -rf のような削除系のコマンドを使うときです。 この記事で紹介するコマンドはどれもリスクの小さいものです。

最初のうちは、この記事で紹介しているようなコマンドを少しずつ試してみるところから始めると安心です。


最初に覚えたい基本操作

ターミナルを開く

ターミナルは Ctrl + Alt + T で起動できます。 または、アプリの一覧から「端末」や「ターミナル」を探して開くこともできます。

起動すると、次のような表示が出てきます。

ユーザー名@コンピューター名:~$

~ は「ホームディレクトリ(自分のフォルダ)」を意味します。 $ の後ろにカーソルがあり、ここにコマンドを入力します。

今いる場所を確認する

ターミナルを開いたとき、「今どこにいるのか」を確認するには pwd コマンドを使います。

pwd

実行すると /home/ユーザー名 のようなパスが表示されます。 これが現在のディレクトリ(場所)です。

ファイル一覧を見る

現在の場所にあるファイルやフォルダの一覧を表示するには ls コマンドを使います。

ls

ファイルとフォルダの名前が並んで表示されます。

フォルダを移動する

別のフォルダに移動するときは cd コマンド(change directoryの略)を使います。

cd ドキュメント

「ドキュメント」フォルダに移動する場合はこのように打ちます。

一つ上の階層(親フォルダ)に戻りたいときは以下のようにします。

cd ..

ホームディレクトリに戻りたいときは、次のように打ちます。

cd ~

よく使う基本コマンド

pwd — 今いる場所を表示する

pwd

現在のディレクトリのパスを表示します。 「今どこにいるか分からなくなったとき」に使うと便利です。

ls — ファイル一覧を見る

ls

現在のディレクトリにあるファイルとフォルダの一覧を表示します。 ls -la とすると、隠しファイルも含めた詳細な一覧が表示されます。

cd — フォルダを移動する

cd フォルダ名

指定したフォルダに移動します。 cd .. で一つ上のフォルダへ、cd ~ でホームディレクトリへ戻れます。

mkdir — フォルダを作る

mkdir フォルダ名

新しいフォルダを作成します。 例えば mkdir projects と打つと「projects」というフォルダが作られます。


最初に気をつけたいこと

sudo の扱い

sudo(スードゥ)は、管理者権限でコマンドを実行するときに使います。 パッケージのインストールや設定変更など、特定の操作に必要になります。

sudo apt install パッケージ名

sudo を使うとパスワードを求められます。 意味を理解していないコマンドの前に sudo をつけて実行することは避けましょう。

コピペ時の注意

ターミナルでは Ctrl + V でのペーストが使えないことがあります。 ターミナル内にテキストを貼り付けるときは Ctrl + Shift + V、コピーするときは Ctrl + Shift + C を使います。

自分も最初はここで戸惑いましたが、一度覚えてしまえばすぐ慣れます。


まとめ

ターミナルは最初こそ慣れが必要ですが、使い始めると便利さを実感できます。

最初に覚えておきたいコマンドは4つです。

  • pwd — 今いる場所を確認する
  • ls — ファイル一覧を見る
  • cd — フォルダを移動する
  • mkdir — フォルダを作る

このあたりを押さえておけば、手順記事を読みながら少しずつ使い慣れていけます。


次のステップ

ターミナルの基本を押さえたら、次はUbuntuに便利なツールを入れてみましょう。 コマンドでインストールする練習にもなります。

→ 参考記事:Ubuntu導入後に最初に入れておくと便利なツール

AI作業環境を整えたい方はこちらも参考にしてください。

→ 参考記事:UbuntuにClaude Codeを導入してAI作業環境を整える手順


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