Ubuntuのインストール手順:インストール画面で迷わないための完全ガイド


この記事の対象読者

対象読者

  • B015(BIOS設定)が完了し、USBからUbuntuが起動できた方
  • インストール画面の項目の意味が分からない方
  • Windowsしか使ったことがない初心者の方

この記事でわかること

  • 各インストール画面で何を選べばよいか
  • 「ディスクの使い方」画面で迷わないための考え方
  • インストール完了後に確認すべきこと

この記事を読む前提


インストール画面が開いたとき、「これは何の設定?」「間違えたらどうなる?」と手が止まりやすいのが、この作業の正直なところです。

実際に自分も、「ディスクの使い方」の選択肢で少し迷いました。 ただ、各画面で何を選ぶべきかが分かれば、あとは順番に進めるだけです。

各画面で何を選ぶかを、順番に見ていきましょう。


インストールを始める前に確認すること

電源アダプターを接続する

インストール中は10〜20分ほどPCを稼働させます。 バッテリー残量が少ないと途中で電源が切れてしまうことがあるため、 必ず電源アダプターを繋いだ状態で始めてください。

重要なデータはバックアップ済みか確認する

インストール中に「ディスクの初期化」の選択肢が出ます。 これを選ぶとPC内のデータが消えます。 バックアップがまだの方は先に済ませておいてください。

→ バックアップ方法は Ubuntuインストール前の準備:スペック確認からバックアップまで で解説しています。


インストール画面の手順

USBから起動すると、最初に「Ubuntuをインストール」か「試してみる」の選択画面が表示されます。 「Ubuntuをインストール」を選んでください。

1. 言語を選ぶ

言語の一覧から「日本語」を選び、次へ進みます。 ここで日本語を選んでおくと、インストール後のシステムも日本語で動作します。

2. アクセシビリティの設定

スクリーンリーダーや画面拡大などのアクセシビリティ機能の設定画面です。 特に使う機能がなければそのままで大丈夫です。次へ進みましょう。

3. キーボードレイアウトを設定する

「日本語」を選んでください。 画面下部に入力テスト欄が表示されている場合は、実際にキーボードを打って確認するとより確実です。

テンキーなしのノートPCの場合も、「日本語」で問題ありません。

4. インターネット接続の設定

Wi-Fiへの接続設定を求められる画面です。 接続しておくとインストール中にシステムの更新データが自動取得されます。

ただし、インターネット接続はなくてもインストール自体は完了できます。 有線LANを使っている場合は自動で接続されていることがほとんどです。

5. インストールするアプリを選ぶ

インストールするアプリケーションの量を選ぶ画面です。 大きく「デフォルトのインストール」と「最小インストール」の2択になっています。

選択肢内容
デフォルトのインストールブラウザ・オフィスソフト・メディアプレーヤーなどが最初から入る
最小インストールブラウザと基本ツールのみ。後から必要なものを個別に追加する

初心者の方は「デフォルトのインストール」を選んでおけば、まず問題ありません。 環境構築に慣れてきたら「最小インストール」で自分の用途に合わせて入れていく方法もあります。

「サードパーティ製のソフトウェアのインストール」にチェックが入っていれば、 グラフィックドライバやコーデックなども自動で入るのでそのままにしておきましょう。

6. ディスクの使い方を選ぶ(最重要・迷うポイント)

ここがインストール中で一番迷いやすい画面です。 選択肢の意味を確認してから進んでください。

主な選択肢とその意味:

選択肢内容
Ubuntuをインストール(ディスクを初期化)Windows を削除して Ubuntu のみにする
Windows と共存してインストールWindows を残したまま Ubuntu も使えるようにする(デュアルブート)
手動でパーティションを設定上級者向け。パーティションを自分で指定する

Windowsが不要で、Ubuntuだけ使いたい場合: 「Ubuntuをインストール(ディスクを初期化)」を選んでください。 PC内のデータがすべて消えてUbuntuのみの環境になります。 事前にバックアップを取っていれば問題ありません。

Windowsも残したい場合(デュアルブート): 「Windows と共存してインストール」を選ぶと、起動時にどちらを使うか選べる状態になります。 ただしストレージの空き容量が少ない場合はインストールできないことがあります。 また、この構成はトラブルが起きやすいため、初心者の方にはあまりおすすめできません。まずは「Ubuntuのみ」の環境から始めましょう。

7. タイムゾーンを設定する

地図上でクリックするか、入力欄に「Tokyo」と入力してください。 日本語で作業している場合、自動で「Asia/Tokyo」が選ばれていることが多いです。

確認して問題なければ次へ進んでください。

8. ユーザー名とパスワードを設定する

ログインに使うユーザー情報を設定する画面です。

入力項目の説明:

項目内容
あなたの名前表示名。日本語でも問題なし
コンピューターの名前PC自体の識別名。半角英数字でシンプルなものを推奨
ユーザー名ログイン時に使う名前。スペース不可・英小文字推奨
パスワードログイン時に使うパスワード。必ず設定する

ポイント:

  • ユーザー名はターミナルで毎回表示されるため、短くてシンプルなものにしておくと使いやすいです
  • 「ログイン時にパスワードを要求する」は有効にしておきましょう
  • パスワードは必ず設定してください。空のままにすると後でセキュリティ上の問題になることがあります

インストール中の待ち時間

設定が完了すると、インストールが自動で始まります。 進行状況がプログレスバーで表示されます。

所要時間の目安:

  • インストール自体:10〜20分程度
  • インターネット接続してアップデートも取得している場合:30〜40分程度

この間はPCをそのまま放置して大丈夫です。 スリープしないよう、電源設定に注意してください。

インストールが完了すると「インストールが完了しました。再起動してください。」というメッセージが表示されます。


再起動時の手順

再起動のボタンを押すと、「USBメモリを取り外してEnterを押してください」という案内が出ます。

  1. USBメモリをPCから抜く
  2. Enterキーを押す

PCが再起動し、Ubuntuのログイン画面が表示されれば、インストール成功です。

起動しない・画面が真っ暗な場合

再起動後に何も表示されない、または画面が止まってしまう場合は、以下を確認してください。

  • USBメモリがまだPCに差さったままになっていないか確認する
  • BIOSの起動順位でUSBが先頭になっていないか確認する(インストール完了後はHDDまたはSSDから起動する必要があります)

→ BIOS設定の確認方法は UbuntuインストールのためのBIOS設定:USB起動に切り替える手順 を参考にしてください。


まとめ

インストール画面で確認が必要なポイントは「ディスクの使い方」の1箇所だけです。 ここさえ迷わなければ、あとはデフォルトのまま順番に進めれば完了します。

「Ubuntuのみにする」か「Windowsと共存させるか」だけ、インストール前に決めておきましょう。


次のステップ

Ubuntuのインストールが完了したら、次は環境を整えていきます。 最初にインストールしておくと便利なツールをまとめているので、参考にしてください。

→ 次の記事:Ubuntu導入後に最初に入れておくと便利なツール


あわせて読みたい