Ubuntuとは?Windowsとの違いを初心者向けにわかりやすく解説
この記事の想定読者
- Ubuntu未経験〜初心者
- Windowsしか使ったことがない方
- 「Linuxは聞いたことがあるが、何が違うかはわからない」という方
この記事でわかること
- UbuntuがどんなOSなのか
- WindowsとUbuntuの具体的な違い
- Ubuntuが向いている人・向いていない人
- 導入前に知っておくと安心なこと
この記事を読む前提
- 特別な前提知識は不要です
- WindowsのPCがあればそのまま読み進められます
「Ubuntuを入れてみよう」と思い立ったのはいいのですが、 そのとき自分は「Ubuntuが何者なのか」もよくわかっていませんでした。
名前は聞いたことがある。Linuxの一種らしい。無料らしい。 そのくらいの認識で調べ始めたら、情報が多すぎて逆に混乱してしまいました。 「LTS版」「デュアルブート」「パーティション」……知らない言葉が次々と出てきて、 最初の一歩が遠のいていきました。
Windowsしか使ったことがなければ、 そもそも「OSを自分で選ぶ」という発想自体が新鮮に感じるのではないでしょうか。 自分はそうでした。
この記事では、そのころの自分が知りたかったことを整理しています。 順番に読めば、インストール前に必要な基礎知識がひと通り揃います。
Ubuntuとは何か
OSとは何か
OS(オペレーティングシステム)とは、パソコンを動かすための基本ソフトウェアです。 アプリを使う、ファイルを保存する、インターネットを見る。その全部の土台がOSです。
WindowsはMicrosoftが作ったOSで、 UbuntuはCanonicalという会社を中心に開発されているLinux系のOSです。 「OSはWindowsだけ」ではなく、選択肢があります。 それを初めて意識する方も多いと思います。
UbuntuはWindowsの代わりになるのか
ある程度は代わりになりますが、完全に同じではありません。
ブラウザでネットを見る、文書を作る、動画を見る——こういった日常的な用途なら、 UbuntuでもWindowsとほぼ同じようにできます。
ただし、WindowsにしかないソフトはUbuntuでは動きません。 AdobeのPhotoshopやIllustratorは、現時点でUbuntuに正式対応していないのが実情です。 「そのソフトがないと困る」という方は、Windowsを手放すのは難しいでしょう。
何のために使うかを先に決めておくのが、後悔しないための第一歩です。
なぜ無料で使えるのか
Ubuntuはオープンソースソフトウェア(設計図が公開されていて 誰でも改善に参加できる仕組み)として開発されています。
Windowsのような商業製品ではないため、ダウンロードから使い続けることまで無料です。
WindowsとUbuntu、何が違うのか
画面・操作感の違い
Ubuntuを初めて起動すると、「Windowsっぽいけど、なんか違う」という感覚になります。
標準の画面はGNOME(グノーム:Ubuntuで使われるデスクトップ環境の名前)で動いていて、 Windowsのスタートメニューに相当するものは画面左側のDockになっています。 設定画面の構造や右クリックの挙動もWindowsとは異なります。
慣れるまでには1〜2週間かかることが多いですが、使っていれば感覚でわかってきます。
ソフトウェアの違い
Ubuntuで使えるもの(主なもの)
- ブラウザ(Chrome・Firefox)
- オフィス系(LibreOffice:WordやExcelの互換ソフト)
- 開発ツール(VSCode・Python・Dockerなど)
- AI作業ツール(Claude Codeなど)
Ubuntuでは動かないもの(主なもの)
- Adobe製品(Photoshop・Illustratorなど)
- Microsoft Officeの公式アプリ(ブラウザ版は使えます)
- 一部のWindowsゲーム
プログラミングやAI作業、ブログ運営が目的であれば、ほとんど支障はありません。
費用の違い
Windowsにはライセンス費用がかかります。 Ubuntuはダウンロードから使い続けることまで、すべて無料。 古いPCを復活させたい場合に、特にメリットが大きいです。
Ubuntuが向いている人・向いていない人
こんな人にはUbuntuがおすすめ
- OS購入費用をかけずにPCを使い続けたい方
- 古いPCを軽快に動かしたい方
- プログラミングやAI作業の環境を整えたい方
- ブログ運営を自分の環境で完結させたい方
自分がUbuntuを導入したのは「AI作業環境を整えたい」という目的からでした。 目的が決まっていたおかげで、使い始めてから迷うことが少なかったです。
これが必要な人はWindowsを残したほうがいい
- Adobe製品を日常的に使っている方
- 業務でWindowsソフトが必要な方
こういった方でも「Ubuntuも試したい」という場合は、両方を共存させる方法があります。
デュアルブートという選択肢
デュアルブート(dual boot)とは、1台のPCにWindowsとUbuntuを共存させて、 起動時にどちらを使うか選べる仕組みのことです。
Windowsを保険として残しながら、Ubuntuを少しずつ試せます。 詳しい設定方法は別記事で解説しているので、今は「そういう選択肢がある」と 覚えておいていただければ十分です。
導入前に知っておくと安心なこと
「Linuxって難しい」は昔の話
「Linuxって難しそう」という反応をよくいただきます。自分も最初は同じように感じていました。
ただ、今のUbuntuは画面も操作もかなり洗練されていて、 手順通りに進めれば初心者の方でも詰まらずにインストールできます。 コマンド(キーボードで文字を打ってPCに指示する操作)が必要な場面もありますが、 コピーして貼るだけで大半の作業は進みます。
最初は必ず戸惑う。でも順番に進めれば必ず動く
Ubuntuを入れた直後は「次に何をすればいいかわからない」という状態になりました。
インストールはゴールではなく、スタートです。 日本語入力の設定、ソフトウェアのアップデート、ブラウザのインストール…… Windowsでは最初から入っているものを、Ubuntuでは自分で整えていく必要があります。
「インストールしたら終わり」ではなく「入れてから育てていく」という感覚で臨むと、 戸惑いが半分になります。
このブログでできるようになること
このブログでは、Ubuntu導入からAI作業環境の構築、ブログ運営まで順番に書いています。
- Ubuntuのインストール手順(USBブートからBIOS設定まで)
- 初期設定(日本語入力・ブラウザ・アップデート)
- よくあるトラブルと対処法
- AI環境の構築(Claude Codeなど)
- AstroとGitHubを使ったブログ運営
この記事はその入り口です。次の記事から、実際の手順に入っていきます。
まとめ
- UbuntuはOSのひとつです。 Windowsと同じく、PCを動かす土台のソフトウェアです
- 無料で使えます。 ダウンロードから使い続けることまで、すべて無料です
- 操作感はWindowsと違います。 慣れるまで1〜2週間かかることが多いです
- 使えないソフトがあります。 Adobe製品や一部のWindowsアプリは動きません
- デュアルブートという選択肢があります。 Windowsを残したまま共存できます
- インストール後にやることがあります。 「入れたら終わり」ではなくスタートです
「Ubuntuが何者か」がつかめたら、次はインストールの準備に進みましょう。